X JAPANが解散前におこなった最後のツアーが「DAHLIA TOUR 1995-1996」です。4年にもわたる長期レコーディングで、経済的に問題を抱え始めたX JAPANは、アルバム完成を待たずにツアーを開始します。しかし、X JAPANは中心メンバーYOSHIKIが健康問題を抱え、ドーム球場のような大型公演が続くこのツアーに耐えられるか不安視されていました。実際、1996年3月の名古屋公演でYOSHIKIが椎間板ヘルニアを再発。残りの6公演全てがキャンセルとなってしまうのです。
伝説となったツアー
結局その年の12月に、DHLIA TOURのファイナルとして東京ドーム公演だけが行われましたが、翌年ボーカルのTOSHIが脱退し、X JAPANは解散。解散期間中にギタリストのHIDEが不慮の死と、このツアーがHIDEが参加した最後のものとなってしまったのです。それゆえにこのツアーは「伝説のツアー」となりました。